太陽光発電のシミュレーションのウソを見破ります
見積り以外に、光熱費シミュレーションもチェック!
東京の方からの太陽光発電の相談を頂きました。
「現在話をすすめている会社の提案内容が妥当かどうか見てほしい」というご相談でした。
金額は聞いた感じでは、とてもお安く良いのではという話だったのですが、
「光熱費シミュレーションを出してもらっているからその内容も検証して欲しい」
という事でしたので、FAXで送ってもらい中身を見てみることにしました。
字も小さく中身も細かかったので、見た瞬間から諦めかけたのですが、根気強く見ていくと変な部分がボロボロと出てきました。
色々と出てきたのですが、ページの最後の方に出てきた部分があまりにびっくりだったのでご紹介いたします。
自家消費分の計算方法がどうもおかしい
月間の予測発電量が512kWhというシステムの、オール電化も同時導入のシミュレーションでした。
そのため、7時~10時、10時~17時、17時~23時、23時~7時の時間帯に分け、時間帯ごとの使用割合予測から予測電気使用量を計算し、それぞれの電気代単価をかけて計算していました。
ところが、どの時間帯も太陽光発電による電気の自家消費量が、電気使用量よりも下回った、キリのよい数値になっていました。
例えば10時~17時で136kWh使用する計算になっているのに、太陽光発電で発電した電気の自家消費量がなぜか80kWhとなっています。
これだと、太陽光発電による電気を優先して使わずに、普段通り電気会社から買う電気を使って、意図的に余剰電力が増やせるという事になってしまいます。
そんな素敵な事ができるのであれば、皆、そうしています。
100歩譲ってこの会社が細かい時間帯ごとの発電量予測と使用量予測をしていての計算結果だというのであれば、あり得なくもないかもしれません。
ですが、今回の例以外にもおかしな部分が存在しているシミュレーションでした。
もし上記のような計算をしているのであれば、それをわかる形で明示してこそのシミュレーションシートだと思います。
まとめ
見積書の金額の妥当性の判断というのは簡単ですが、シミュレーションの妥当性のチェックは結構しんどいです。
もし自分もチェックして欲しいという方いらっしゃいましたら喜んでチェックさせて頂きますが、ちょっとだけお時間を頂きたいと思います。
その代わりどんな不正も、計算操作も見つけ出して見せます。
我が家の売電状況は今のところプラスです
春から夏にかけてが楽しみです!
太陽光をつけたおかげで、節電への意識が高まりました。
ソーラーパートナーズさんと良いご縁があって本当に良かったです。
清田といいます。
複数社の見積を取ったので、参考までにプロの目から見てアドバイスをもらいたいのですが、メールアドレスを教えてください。
尚、kw単価が安いのが、コストパフォーマンスがよいと思います。単結晶と多結晶では多結晶の方がパネルが安いので
必然的に多結晶タイプがKW単価が安くなると思いますが、その選定基準でいいでしょうか。ちなみに屋根は切妻タイプで
かなり大きな面積があります。
清田様
それではメールでご連絡いたします。
よろしくお願いいたします。