5.5kWパワコンの代わりに4.0kWパワコンを使っても大丈夫か?
今日の太陽光発電相談事例
広島の方からの太陽光発電の相談を頂きました。
200Wのパネル45枚で9.0kWを最大設置として考えているのですが、10%以上はロスをすると聞いた事があるので、44枚にしたら8.8kWになってそれの10%ロスと考えると8kWを割り込むので4.0kWパワコンが2つでよくなりパワコン代分が安くなると思うのだがどうだろうかという内容でした。
確かにこの理屈ではそうなるのですが、パワコンが2つあるという所がミソで大きなシステムになると太陽光発電システムを2つ入れるという事になります。
つまり全く別々のシステムを2つ組む形になります。
そうすると44枚というのは、20枚と24枚という組み合わせになります。
すると20枚の方はちょうど4.0kWなので4.0kWパワコンでいいのですが、24枚の方が4.8kWとなり4.0kWパワコンだとロスを考えても容量を超えてしまう為5.5kWパワコンが適用となります。
4.0kWパワコン2台のシステムにしたいのであれば、この場合は20枚、20枚の組み合わせの40枚のプランにするしかありません。
(43枚は18枚と25枚、42枚は18枚と24枚の組み合わせの為)
40枚と45枚では枚数が違うため、パワコン代が上がってもkW単価を計算すると45枚の方が単価は安いとの事でした。
「総額を抑えるため40枚にするか、ひたすらコストメリットを求めて45枚にするか…また悩みに入ります」
と仰っておりました。
我が家も9.55kWの提案を考え直し、210Wのパネル20枚のシステムを2つ。そして4.0kWパワコンを2台取り付けて8.4kW昨年末より運転しています。確かにロスがありますが、瞬間的には8.3kwの数字がカラーモニターに表示されているので発電がうまくできていると考えられます。ただ、パワコンの筐体は思った以上に高温になります。9.55kWの年間発電量のシミュレーションと同等の発電ができており、パワコンもこのまま壊れずがんばってほしいと思っています。この提案やその結果もソーラーパートナーズが、案内してくれた良心的な会社(担当者)だからできたのだと思います。
今回の買い物で本当によかったと思うことは、物を売るのでなくサービスを売る人たちと出会えたことでした。
東芝で4.32kWシステムで 5.5kWのパワーコンが見積もられて来ました。 屋根は南東向きで勾配が急なので 4.0kWでの再見積りをお願いしました。パワーコンの価格は勿論ですが取付寸法面での制約からでしたが「メーカー保証が受けられないから諦めてくれ」とのことでした。
一方 Panasonicでは同様のケースに柔軟対応(=販売店裁量内)が可能とのこと。