工務店さんは太陽光発電の設置をしたくない?
徳島の方から太陽光発電についての相談を頂きました。
「築年数が経っている家なのですが太陽光発電の設置は大丈夫でしょうか?」
築年数が20年程立っている瓦屋根だそうで、瓦の塗り替えは数年前にしているので見た目は綺麗なご自宅。
太陽光発電システムは調べてみると瓦とかにとめるのではなく、瓦の下の垂木とか野地板にビスを打って設置すると知ったので、建物自体は20年経っているので設置ははたして可能なのでしょうか?という内容のものでした。
新築でも設置できない家はある
結論から言うと築年数だけでは判断ができないところがあります。
要はビスを止める垂木や野地板の状態次第ですので現地にお伺いして実際に見てみないとわかりません。
良くない素材を使っていれば築年数が浅くても設置できないようなケースもありますし、築年数が経っていても本当に良い木材を使っていて全く問題のないケースもあります。
ですのでまずは現地調査をしましょうという話になり、ソーラーパートナーズのパートナー企業が訪問する日時の調整を行いました。
現地調査はキャンセルでお願いします
3日後にそのパートナー企業が現地調査に訪問するという日。
徳島のとある工務店から連絡が入りました。
このご相談者の代理で電話をしてきたとのことで、家を建てた工務店さんでした。
「太陽光発電の設置は自分の所で請け負う事になったので現地調査の訪問を予定されていると思いますがキャンセルしてください」という用件でした。
当社へのご相談の後、工務店さんにも相談をしてこのような話になったのだなと思ったのですが、アポイントキャンセルの連絡をする前に一応ご相談者に理由を聞いてからにしようと思い連絡をしてみると、「そんな事は言っていない」との事でした。
なぜ止めた?
工務店さんに太陽光発電設置をしようと思っていて、「ちょうど相談した所なんだ」という話を何かの折にしたそうです。
ただ、工務店さん側で設置するというような話は一切でておらずご相談者も何でそのような連絡をしたのかわからないとの事でしたのでそれ以上は突っ込んで聞きませんでした。
この工務店さんは太陽光発電の提案を自分たちでは行っていないそうで、そもそもこの工務店が太陽光発電を取り扱っていなかったから当社へ相談をされたそうで話の辻褄が合いません。
まとめ
考えられるケースは3点。
- 瓦や垂木、野地板の今の様子を部外者に見てほしくなかったのではということ。意図的な施工不良の発覚を恐れてか、施工ミスなどがあったりした時に指摘されるのを恐れたのか、とにかく自分の過失になるような事を発見されることを恐れたのではないかというもの
- 太陽光発電の受注を自分で取りたかったのではというもの。
- 自分が建てた傑作に部外者に後から何かされるのが嫌、ましてや穴を開けるなんて耐えられないというもの。
真相は闇の中ですが、どのケースも可能性としてはゼロではありません。
今週はコラムの内容が重いので、軽めのちょっと面白かった内容を共有します。