アフリカの暗闇に太陽光発電で灯をともそう!「ソーラーひかり募金」を開始しました。
すいません。突然ですが今週は相談事例1回お休みさせて頂きます。
その代わり新しく始めた取り組みのご紹介をここでさせて頂きたいと思います。
太陽光発電つけるならアフリカにも灯をともそう
先週17日(火)にプレスリリースさせて頂きましたが、「ソーラーひかり募金」という取り組みを開始させて頂きました。
スイスのジュネーブに本部があるIOM(国際移住機関)と協力して、アフリカ(ソマリア)の電気へのアクセスがない国際避難民にソーラーランタン(ソーラー蓄電式ライト)を寄付する取り組みになります。
- 『ソーラーパートナーズ』を通じた太陽光発電の設置1件につきソーラーランタン1台を寄付
- 『ソーラーパートナーズ』への太陽光発電の見積依頼10件につきソーラーランタン1台を寄付
という形にしています。
「ソーラーひかり募金」を始めた経緯
当社では毎月1回理念研修というものを全社員で行っております。
ちょうど7月の理念研修が当社のバリューの1つである「三方良し」について各時具体的な事例をもって発表していった際に、女性社員がリクルートの「古着でワクチン」というサービスを利用したと発表しました。
簡単に言うと、「古着を売るとその古着が発展途上国に渡り、さらに同時にワクチンがアフリカに寄付される」というものでした。
売り手よし、買い手よし、世間よしの仕組みであると皆で感心しきりだったのですが、「何か当社でも似たような事はできないか」とその時意見が出たのが1番最初のきっかけです。
私の知り合いでちょうどIOMに勤務していて日本に帰国した際にアフリカ、主にソマリアの凄まじい惨状を聞かせてくれる方がいましたので、その方と相談していくうちに今回の仕組みが出来上がりました。
なぜソーラーランタンでレイプを含む性暴力の抑制になるのか?
ソマリアにおける、レイプを含む性的暴力の被害は世界最悪の状況と言われており、特に移民や国内避難民などの移動する人々の多くは治安の悪い住居環境から、最も危険にさらされています。
2012年6月にIOMが、性的暴力被害の報告が多数あった2つの国内避難民居住地域で行った緊急調査によると、被害の多くは夜間に起こっていることがわかりました。
ソマリアをはじめアフリカでは電気へのアクセスがない無電化地域が多いため街灯がありません。
特に国内避難民居住地域においては灯りを買うお金さえもない避難民が多いため、夜間は完全な闇に包まれます。
夜間暗闇の中、トイレなどのために外に出た際に多くの女性が襲われる被害にあっています。
性的暴力に対する灯りの防止効果はよく知られており、現在IOMは支援実施前と実施後の調査を通じて、ソーラーランタン配布地域におけるソーラーランタンと性的暴力の関係性、および性的暴力の防止効果の検証を行っています。
火事にバケツで水をかけるようなもの
今回の準備段階でアフリカの性暴力がらみの現状を調べるにつけあまりに絶望的な状況に途中でその重さに耐えきれなくなりました。
そしてあまりに自分たちがやろうとしている事の付け焼刃的な話の矮小さにIOMにちょっと八つ当たりみたいな事もしてしまいました。
ホームページ上でも書きましたが、状況が悲惨過ぎて根本的な解決にならないから応急処置は行わない、手を差し伸べないという考えもそれはまた誤った考えであると思うに今は至っています。
僅かながら自分たちが好きな太陽光発電で直接的に貢献できることを今は素直に嬉しく思えるようになっています。
太陽光発電がたくさん普及して、同時にアフリカにもたくさん灯りが届くならこんな素敵なお手伝いはないなと思います。
ご賛同いただけると幸いです。