西向きの片流れ2寸の屋根に南向きの角度をつけた架台を設置して太陽光発電を付けても大丈夫か?
今日の太陽光発電相談事例
先々週の佐賀県の方から頂いた、太陽光発電の相談の続きです。
「西向きの片流れ2寸勾配の屋根で、3社から話を聞いていて、そのうちの2社から
『南向きに角度をつけた架台を取り付けて設置しましょう』
と提案を受けているが台風等を考えると少し心配です。大丈夫なのでしょうか?」
という内容のご相談をされた方です。
驚いたのが今回の相談の内容で、
「メーカーの担当者と営業の方が一緒に訪問に来てチェックをした結果、南向きに角度をつけた架台を取り付けて設置しても問題ないという結論になった、と言われたのだが本当に大丈夫だろうか?」
とのこと。
こちらとしてもにわかには信じがたく、メーカーに再度確認をしました。
というよりもその訪問チェックをされたメーカーの担当者まで連絡をし、話をしました。
そのメーカー担当者の方がおっしゃったのは、
「通常この設置条件だと95%の方は設置不可です。ただこの方のお宅は大丈夫なのです」
という事。
理由を尋ねるとごにょごにょと的を射ません。
何度かこのやり取りを続けたのですが、結局らちがあきませんでした。
メーカーが設置OKと言っているのであれば我々としては文句のつけようがありませんが、どうにも販売会社とメーカー担当者が癒着していて、「本当は設置しては駄目なのだが、売り上げをあげたいのでOKという事にしよう」という印象が、最後まで拭いきれませんでした。
まとめ
ご相談者様には、
「改めてご自身でメーカーに問い合わせをし、ご自分が納得するまで話を聞いた方が良いですよ。」
というアドバイスをさせて頂きました。
どういう理由で、この方のお宅だけ設置しても問題ないのか、はっきりしないからです。
販売会社さんの話を聞かれるときは、気になることはできるだけ明確にしたほうがよさそうです。