【2025年】電気代3万円は高すぎる?一般家庭の電気代平均と節約術を徹底解説。
この記事では家庭の電気代が高騰している原因と、電気代を3万円以下に抑える対策について解説します。エネルギー価格高騰の影響で電気代が3万円を超えるケースが増えており、家計を圧迫しています。
古い家電や断熱性能の低さ、無駄な使い方などが高額化の要因です。節電対策とともに、太陽光発電の導入についてもご紹介します。
一般家庭の電気代平均額は1万円台が普通
家庭の電気代は年々上昇を続けており、2023年度の電気代は例えば1月の料金の場合、3人家族で約18,000円、4人家族で約19,000円と高騰し続けています。中には2万円、3万円と高騰してしまっているという声も聞くようになりました。
下記データは全国平均の値です。例えば雪国の暖房代だったり、在宅勤務による日中の電気使用などが原因でさらに高い電気代を払わなければならないケースも存在します。
月別 3人家族
2023年1月 17,992
2023年2月 18,845
2023年3月 18,233
2023年4月 14,320
2023年5月 12,152
2023年6月 9,703
2023年7月 9,091
2023年8月 10,472
2023年9月 11,290
2023年10月 11,336
2023年11月 10,124
2023年12月 10,168
月別 4人家族
2023年1月 19,061
2023年2月 21,793
2023年3月 18,969
2023年4月 14,811
2023年5月 12,429
2023年6月 10,444
2023年7月 9,267
2023年8月 10,859
2023年9月 11,940
2023年10月 11,377
2023年11月 10,294
2023年12月 11,137
エネルギー価格の高騰で電気代は上がっている
電気は燃料を用いて発電されるため、家庭の電気料金には燃料の調達費用が上乗せされています。それを燃料費調整単価と呼びます。2023年にはウクライナ問題のよるエネルギー危機が起こり、電力各社は燃料費調整単価に燃料調達費用を上乗せせざるをえない状況が続きました。
例えば2022年5月に東京電力で2.7円だった調整単価は、2023年2月に13円まで上昇しました。これは仮に500kwの電気使用量がある場合、上乗せ額が1,350円だったものが、6,500円まで高騰したという計算になります。
このような値上げ要因があり、電気代が3万円を超える世帯も出てきており、家計への影響が深刻化しています。
電気代を3万円以上に上げる要因
家の断熱性能が低い
断熱性能が低い古い住宅では、夏は外部の熱が家の中に入り込み、冬は家の中の暖気が外に逃げてしまいます。そのため、冷暖房をより強く効かせる必要があり、多くの電力を消費せざるを得なくなります。
断熱工事のされていない住宅に対し、例えば断熱等級6の一次エネルギー消費量は20%程度下がると試算されています。住宅における断熱性能は電気代を考える上で無視できないものになっています。
古い家電を使い続けている
10年以上前に製造された冷蔵庫やエアコン、テレビなどの家電製品は、現在の最新モデルと比べて電力消費量が大きくなっています。経済産業省が実施した試算では、10年前の製品と最新の家電を比べると、冷蔵庫で約40%、エアコンで17%、テレビで42%の電力消費量の差が生じているそうです。
電気代が3万円を超える高額な世帯では、古い家電を最新の省エネ家電に買い替えることで、大幅な電力削減と電気代の節約が見込めます。
無駄な電気使用の習慣
家電の節電設定をしっかりと行わなかったり、必要以上に冷暖房を効かせすぎていたりするなど、生活習慣の中で無駄な電気使用が多く見られます。例えば、エアコンの設定温度を夏季は28度より低く、冬季は20度より高く設定してしまうと、1度の設定温度差で電気代は約6%も変わってくると試算されています。
また、部屋を選ばずに無駄に冷暖房を入れっぱなしにしている場合も、余分な電力を消費してしまいます。このように、小さな無駄を省くだけで、3万円を超える高額な電気代が大幅に下げられる可能性があります。
電気代を3万円以下に下げる節約術
エアコンの適正運用
冷房時の設定温度を28度に、暖房時を20度に設定することで、それぞれ月間で940円、1,260円の節約に繋がります。またフィルタの掃除も性能を維持するために重要であり、月に1度清掃するだけで990円の節約に繋がります。
エアコンは最も使用量が多く、コントロールもしやすい家電ですので、まずはここから始めて見るのが良いでしょう。
部屋ごとの空調制御
子供部屋や家族がいない部屋の冷暖房をきちんと停止することで、余分な電力の消費を防げます。部屋ごとのエアコン制御が可能なスマートリモコンやスマートスピーカーなどを活用すれば、無駄なく効率的な空調運転ができます。
電気代3万円の高額世帯では、窓に面した部屋や日陰の部屋など、上手に部屋の特性を活かして空調制御を変えていくなどの工夫が欠かせません。きめ細かい部屋ごとの空調管理を心がけることが、大幅な電気代削減のカギとなります。
LED照明への切り替え
54Wの白熱電球から9Wの電球形LEDランプに交換するだけで、年間に2,790円の節約が可能です。またLED電球は使用期間も長く手間が掛からないので、優先して取り換えするべきでしょう。
ただし導入費用は通常の白色電球と比べて大幅に高額です。通常数百円で変えるものが、2,000円以上する場合もあります。しかしここはトータルコストで考えていくべきでしょう。
太陽光発電の導入で電気代は半分以下に
太陽光発電を住宅に導入すれば、自家発電した電力を家庭で消費することで、電力会社から購入する電力量を大きく減らせます。太陽光発電といえば売電による収入が注目されがちですが、エネルギー価格が高騰している現在では自家消費によるメリットがそれを上回っています。
エネルギー価格の高騰によって月当たり数千円も電気代が上がっていますが、そもそも電気を購入しなくてよくなるので、月当たりに数万円単位で節約できるケースもあるほどです。
初期投資としての設置費用は百万円程度とかさみますが、電気代が年間で3万円以上も使うようなご家庭であれば、大幅な節約に繋がり、中長期的にはコストを回収できるでしょう。
まとめ
本記事では、電気代が3万円もの高額になったケースを想定し、家計への影響とその対策について詳しく解説しました。
当社は太陽光発電の”優良業者限定”一括見積りサイトを運営しています。太陽光発電に興味が有るという方はお気軽にご連絡下さい。当社を使って太陽光発電を設置した方の98%は「太陽光発電を設置した方がいい」と回答したデータも出ているほどに、住宅用太陽光発電のメリットが明らかになり始めています。早めに判断し、将来に向けて電気代削減の投資をすることをオススメします。